しろの勉強日記

適当なログ

文献管理ソフト

研究室に通い出して,いろいろ論文を読む機会が多くなってきたのですが,研究室で使っているノートPCと家で使っているデスクトップで論文のファイル(pdf)の管理がめんどくさくなってきたのでMendeleyという文献管理ソフトを導入しました.


pdfを投げると自動でタイトルや著者などの情報をネットから探して来てくれます.
pdfの内部がきちんと文章になっていればほぼ問題なく探してきてくれますが,pdfの中が画像になっていると流石に無理でした.


文献の管理が楽になっただけでなくて,サーバに500MBの無料スペースが用意されていて,ファイルを同期することが可能です.研究室のパソコンと家のデスクトップの両方にソフトをインストールしておけば自動で同期してくれますので非常に楽になりました.


evernotedropbox,skydriveといったオンラインストレージのなかでも文献管理に特化しているので非常に使いやすくて良いです.同種のソフトにEndnoteというソフトがあるそうですが非常に高価です.一方Mendeleyはフリーで使用出来ますのでありがたいです.


普通のファイルはdropbox,メモはevernote,文献はMendeleyで管理していこうと思います.

二年次編入について

普通の大学は編入の年次が三年次ですが,一部の大学は二年次編入となっています.私が編入した大学も来年度入学の編入から受け入れ年次が三回生から二回生に変わります.つまり,卒業まで最短でも三年間かかるようになってしまいます.これについて少し考えてみます.

二年次編入のメリット・デメリット

メリット

二年次編入になることで大きなメリットは,大学で専門科目に限らず一般教養の科目についても十分に勉強することが出来るだけの余裕が持てるという点があると思います.私自身は三年次編入で認定単位*1も少なかったので編入後一年間は単位を取得するのに翻弄されてしまい,きちんと勉強することができず,悩んだことがありました.


また,編入後は四年か三年後期から研究室へ配属されることになると思いますが,大抵の大学では成績順で配属先が決まりますので,成績が良くないと希望の研究室に配属されないということもあって,単位をかなり多くとらなければ行けない編入生は不利になる*2と思います.


しかし,二年次編入ならば以上の問題が解決されると思います.

デメリット

二年次編入になることのデメリットはもちろん卒業までに最短でも三年間はかかるようになることです.国立大学の学費は年間授業料535,800円と,高専(年間授業料234,600円)の倍以上ですし,生活費などのことも考えるとかなりの金額になります.

大学院進学を目指している場合に,高専の専攻科とどちらが良いか

研究職や開発職,あるいは技術職などを志望している場合に,大学院の修士,あるいは博士への進学を希望している人も多いと思います.そういった人の場合に考えられるメリット,デメリットを考えてみます.

二年次編入してその大学の大学院を目指す場合

編入した場合のメリットとして,早くから大学の研究室で研究できるというメリットがあります.ただし,二年次編入でかつ,研究室配属が四年春の場合は,専攻科へ進学した場合と同じになるのでメリットにはなりません.他にメリットとしては,大学院の院試が楽になる*3,(成績が良ければ)大学院の院試が免除されて自動的に希望の研究室へ行けたり*4します.あとは大学でゆっくり勉強できるという所だと思います.


最大のデメリットはお金がかかるという所です.専攻科へ進学した場合は授業料だけで二年間,かつ年間234,600円ですが,大学の場合は同じく三年間で,毎年520,800円なので授業料だけで100万円以上違います.一年間長くかかることについては,人によって変わってくると思います.たとえば,修士で就職しようと考えているならばあまり遅くなりたくはないと思いますが,博士への進学を考えているならば一年間遅れても問題ないと思います.また,工学系では留年率が三割程度あったりと,一年遅れることについてはそこまで気にしなくても良いと思います.

高専の専攻科へ進学して,大学院を外部から受験する場合

高専の専攻科の場合は高専本科の時の研究室にそのまま二年間所属するので二年間研究が出来て,さらに大学院進学後もずっと研究できるというメリットがあります.
また,編入した場合のデメリットとしてあげた学費の面でも専攻科は良いと思います.


デメリットは,高専は基本的に研究のための機関ではなくて教育のための機関ですので,先生が少ない,研究設備に乏しい,講義の数が少ないなどの難点があります.ただし,これらは高専によって違いますし,すばらしい先生がいる場合はその研究室にいるのも良いと思います.

大学編入して,学部で就職しようと考えている場合

あまり多くないと思いますが,大学へ編入後,学士で就職する場合を考えます.この場合はあまり研究目的,とは行きませんのでお勧めしにくいです.もちろん,専門ではなくて教養を得るために進学するならば良いと思いますが,大学卒として就職したいと考えているのでしたら,他の三年次編入の大学に入った方が良いと思います.

まとめ

大学院進学を前提に考えるならば,博士を考えていて「これを研究するためにこの研究室に入るんだ!」とか,「どうしてもこの大学で勉強/研究したい!」のような人は二年次編入でも編入した方が良いと思いますが,あまり研究室や大学にこだわっていない場合や修士/学士で就職を考えているならば他の三年次編入の大学や高専専攻科も選択肢に入れてみた方が良いかもしれません.


<独り言>
二年次編入になったことで,教養を学びたい人や,専門科目をきちんと勉強したい人にとっては良いかもしれませんが,あまりメリットはないと思います.いずれにしろ,個人が判断しなければ行けないことですが,既編入生としては,「三年次編入」という良いところを無くしてしまったのは惜しいことをしたなと思います*5.まあもともと絶対数が少ない編入生のことなので,大学側はあまり考えていないのかもしれませんが・・・.

5/15追記
大学の授業料が間違っていましたので修正しました(520,800→535,800).

*1:大学編入時に高専で取得した単位を大学の単位として認めてくれる単位のこと

*2:大学によっては考慮してくれる場合もあります

*3:基本的に大学院の院試はその大学の学部生が受かりやすいです.問題を作っている先生の講義を受けていますし,情報も多いです.内部進学と外部進学では合格率がけっこう違ったりします

*4:大学に依りますが,基本的に修士での研究室配属は院試の成績順です

*5:身内の話ですが,三年次編入だからこの大学に来たって人は多いと思います.

パソコンのセットアップ用メモ

ネット関係

GoogleCrhome,firefox:ブラウザ.
Thunderbird:メールソフト.研究室メールの読み書きに利用
ZoteroFirefoxアドオン.文献管理用に.

エクスプローラー関係

QTTabBar:エクスプローラーにタブ機能などを追加するソフト.非常に便利.
FileMenu Tools:エクスプローラの右クリックに便利な機能を追加してくれるソフト.

エディタ

EmEditor,Notepad++,Terapad:どれも拡張性が高くてプログラミングに適してる.色分けの機能がTexでがりがりレポート書くときに非常に有効.Terapadが一番軽いかな.notepad++とTerapadにはTeX用のプラグインが用意されている.

IME

ATOK月額版

TeX

TeX:無いとレポート掛けません.TeXWiki辺りから探す.たぶんTeXインストーラ3が一番楽にインストールできるけど自分で入れた方が勉強になります.バージョン管理をどうするか調べる.
Git:バージョン管理ソフト,本来はサーバーを用意して複数人で使うものだけど個人がレポート等のバージョン管理するのにも使える.TortoiseGIT等のGUIを利用すると便利.

写真&図作成

Paint.NET:ペイント系イラストソフト.写真編集用.Windows標準と比べられないくらい高機能.
Vix:同じく写真編集用.ビューアーだけど少し編集機能も備えてる.Paint.NETより軽いので簡単な作業はこちらで.
Inkscapeベクタ系イラストソフト.レポート等の図の作成はほぼこれ.フリーかつWindows版だけでなくLinux版もある.

解析

Scilab:科学技術ソフト.Matlab系.システムの解析からシミュレーションまで.
OctaveScilabと同様.Scilabは独自のグラフ表示ソフトウェアを使用するがOctaveGnuplotを使用している.
MaximaMathematicaライクな数式処理ソフト
Gnuplot:主に二次元のグラフを作成するためのソフト.汎用性高い.
LTSpice:フリーのSpice系電気回路シミュレーター.フリーなのに回路素子数の上限がない.非常に便利.

プログラミング環境

Borland C++ Compiler:フリーなC/C++コンパイラ
Pythonスクリプト言語.使いこなせてない.
VisualStudio2010:有料だけどDreamSpark等を利用すると学生なら無料で利用可能.デバッグに使用.

Office系

プレゼン用にPowerPointだけ欲しいけどどうするかな.ExcelはまだしもWordに関しては^^ 普通の書類(数式/グラフがないようなもの)をメインに書くなら良いソフトだと思うんですけどね・・・.

英語の勉強するよ!

がんばるよ!


ということで英語学習のための教材とかをまとめてみようかと.TOEFLと同じように4つのセクションごとにそれぞれやることをまとめてみます.まずは絶対量をこなさないとまずいと思うので慣れるまではがんばります.

Reading

語彙力+読解力を増やすために.主に前者を増やさないと話にならない.

単語帳

今まで使ったことがあるのは速読英単語とDUO.
どちらも大体は覚えたけど完全ではないのでもっと読み込む.

論文読み

研究の勉強もかねて英語な論文を読む.
論文読めなくてどうやって研究するの?>俺

多読

簡単な小説を読む予定.何を読むかとかは未定.

Listening

一番重要.聞き取れないと何もできません.

TED

TED.comって所で公開されているプレゼンの動画.1回当たり四分程度の短いものから18分の中程度のものまでいろいろ揃ってる.テーマは豊富なので興味惹かれるものから順番に聞いていく.字幕(主に英語,たまに日本語も)の表示が可能なので良さそう.このあたりにお勧め(人気なもの)がまとまってる.


動画としてダウンロードすると字幕が使えないので,字幕を使うためにはWebから見るor iPhone / iPad のアプリ(TED+SUB)を利用する.

Podcast

iPhone使ってPodcastを聞く.


今のところ聞いてるのはCNNStudentNewsだけ.動画なのでイメージはつかみやすいく,学生向けなのでテーマは易しくが,ネイティブなスピードなのでまだまだ聞き取れてません.


Nature Podcastとかのも聞けるようにがんばる.NaturePodcastのスクリプトここで公開されている.ちょっぴり遅め.


他にもScienceMagazinPodcastとか教材はいくらでもある.

iTunesU

上と同様にiPhoneとか使ってiTunesUの講義を聴く.主に専門分野に近い講義なら大分聞きやすいのでまずはその辺りから.ただ,普通の講義と同じなので1回60分程度と長いのでけっこう大変.


たとえばMITの講義なら資料がOCWで公開されていて,その中にスクリプトも含まれる.ただ,OCWのサイトから直接探すより,iTunesUから探して,そのページからリンクをたどった方が早いと思う.

単語帳のCDとか

上の単語帳のCDとかを利用.

Speaking

簡単なものからで良いので少しはスピーチできるようになるために.

瞬間英作文

瞬間英作文を利用する予定.本当はTOEFLの練習のために買ってけどほとんど使ってないのできちんとやる.

Writing

今まではほとんどやったことがない辺り.Speakingと一緒で基本中の基本から始めるべきで.

論文の概要

上で読んだ論文の概要を100wordsとか適当に決めて要約を書く.