しろの勉強日記

適当なログ

論文執筆環境

環境

TexLive

extractbb201401あたりでxbbファイル作成について少し修正があるので,それ以降のものを使った方が良い. 特にillustratorつかって複数ページのaiファイルからページ番号指定して読み込む場合など.

adobe illustrator

章ごと,あるいは節ごとにファイルを一つ作れば,そのままLaTeXから読み込めるのでこれで良い気がする. とくにスクリプト使って,illustratorから簡単にlatex形式な数式を読み込めるので,すごく楽にできる.TeX2imgが要らなくなった. aiファイル自体はpdfと同じなのでpdfを扱える適当なソフトがあればそっちでも良いかも. できればフリーで揃えたいところだけどなかなか難しい.

Mendeley

いつもの文献管理.

現在の所導入しているパッケージなど

  • booktabs 複雑な表組みのために

  • comment 複数行のコメントアウトが可能

  • here 図の出力位置を固定できる

  • color 文字の色変更

  • bm ベクトルの変数を書くためにイタリックボールド体

  • fancyhdr ヘッダを編集するために. 現在の所,製本用に上部外側にページ番号を,偶数ページ内側に章番号及びタイトル,奇数ページ内側に節番号及びタイトル. さらに,執筆中はコンパイル日時が分かるようにヘッダの中央にコンパイル時刻を入れておく. また,章の最初のページはページ番号のみにする,目次や参考文献は章番号の代わりにそれらを表示するなど,かなり細かく変更できる.

  • time ヘッダの時刻取得のため

  • unit 北野先生によるスタイルファイル. 添え字をローマン体にする点や,微分係数のdをローマン体にする,あるいは単位系を記述するときに容易になるようなコマンドが多数定義されてる.

  • txfonts 数式フォントをComputer ModernからTimesへ.これは好みの問題.

  • pxjahyper pdfファイルを作成したときに,リンクを張れる.目次や引用した図,参考文献などがすべて自動的にリンクになるので大変便利.

Latexソースコードは論文完成した後に,テンプレとして公開する予定です.

Python2.7系と3.4系でそれぞれ64bitなscipyを使えるようにする@windows7

公開後にpath関連で少し修正しました.
2.7系列と3.4系列を同時に使えるようにするためのメモ.

Windows7 64bitで64bit版のpythonからnumpy+scipy+matplotlibを使えるようにする.
デフォルトは3.4系列を使う.


インストール

2.7系のインストール

2.7系はEnthought Canopy*1でインストール.インストール先はユーザーフォルダ以下で

C:\Users\<username>\AppData\Local\Enthought\Canopy\App

とかにいる.Canopyでインストールすればnumpyとかscipyは一緒にインストールされる.
64bitでも特に問題なし.

3.4系のインストール

3.4系列はpython公式HPからダウンロードしてインストール.64bit版を選ぶ.デフォルトだとインストール先は

C:\Python34\

numpyscipymatplotlibは個別にインストールする.ただし,公式は32bit版のインストーラしか用意されていない.
そこで,
Python Extension Packages for Windows - Christoph Gohlke
を利用させて貰う.過去はここで64bit用のexeが用意されていたみたいだけど,今はwhlファイルで配付されている.ここから各種whlファイルをダウンロードしてくる.インストールにはpipを使う.
python3.4以上はpipがデフォルトでインストールされている.3.3系の場合は別に入れてくる.
これらのインストール時は2.7系と3.4系で混じるとめんどくさい*2ので,

C:\Python34\Scripts\

にpip.exeがいるので,ここにダウンロードしたファイルを移動してから

$ pip install "numpy-1.9.2+mkl-cp34-none-win_amd64.whl"
$ pip install "scipy-0.15.1-cp34-none-win_amd64.whl"
$ pip install "matplotlib-1.4.3-cp34-none-win_amd64.whl"

みたいな感じでnumpyなどをインストールする.

環境の切り替え

エイリアスの設定

環境の切り替えを容易にするためにエイリアスを作る.

$ doskey python27="C:\Users\<usernamer>\AppData\Local\Enthought\Canopy\User\python.exe"
$ doskey python34="C:\Python34\python.exe"

これでどこからでもpython27とpython34と打てば2.7と3.4を適切に使い分けられる.
ただし,doskeyの設定はコマンドプロンプトを一度閉じると消えてしまう.
そこで,コマンドプロンプトの起動時に自動でdoskey登録を行うように設定する.
上のコマンドを

C:\Users\Username\macros.txt

に保存する.
その後,レジストリエディタから
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor
に字列値「AutoRun」を追加して,データ値を

doskey /macrofile=%userprofile%\macros.txt

としておく.これでコマンドプロンプトの起動時にdoskeyが設定される.

確認
$ python27
$ python34

でそれぞれ2.7系と3.4系が呼び出せる.

C:\Users\<usernmae>>python27
Enthought Canopy Python 2.7.6 | 64-bit | (default, Sep 15 2014, 17:36:35) [MSC v
.1500 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import numpy
>>>

C:\Users\<usernmae>>
C:\Users\<usernmae>>python34
Python 3.4.2 (v3.4.2:ab2c023a9432, Oct  6 2014, 22:16:31) [MSC v.1600 64 bit (AM
D64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import numpy
>>> ^Z


C:\Users\<usernmae>>

こんな感じでコマンドラインも変化するはず.

補足:Mac

Macも似たような感じでできるけど,あちらはmacportかHomebrewあたりでもっと簡単にできた.

追記

pathが通ってないかと思ったけど見落としてただけでちゃんと通ってた.なので環境変数設定用のbatは必要ないですね.ちょくせつpythonを呼び出してやればOKです.GUIなpythonwとかも含めて使いたい場合は環境変数のbatファイルを作った方が良いかも.

以下修正前の環境変数切り替え部分

*1:学生だとEnthought Canopyのアカデミックライセンスが無料で使えるのでお勧め

*2:2.7系のpipが呼ばれないようにエイリアス設定してからダウンロードフォルダでpip実行しても上手くいかなかった

続きを読む

illustratorにtex数式を入れるスクリプト

図を作るのに,Adobe illustrator CCを使っており,数式を入れるのにtex2imgを使っていました.このソフトは大変便利ではき出されるのはいくつかの画像形式なので,ソフトを選ばずに使えます.

ただ,どうしても図中の数が多くなってくると毎回tex2imgからコンパイルしていくのは結構大変です.そこで,illustratorともっと簡単に連携できないかと探していたら,illustrator上でtexコマンドを打つとそのままeps化して埋め込んでくれるスクリプトを奥村先生のサイトで見つけました.
https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Illustrator#paf3cb46oku.edu.mie-u.ac.jp
こちらを参考にスクリプトを配置していけば良いんですが,どうやら最近Ghostscriptではepsのフォントをアウトライン化する方法が変わってしまっているようなので少し修正が必要です.

具体的には,Ghostscript9.15以降では,アウトライン化させるためには "-dNoOutputFonts" のオプションが必要です.したがって,
上の奥村先生のサイトにある,MakeEPS.batを

cd /d C:\AI\
uplatex -no-guess-input-enc -kanji=utf8 eq
dvips -Pdl -E eq -o eq.eps
rungs -q -sDEVICE=eps2write -r19200 -dNOPAUSE -dBATCH -dSAFER -dEPSCrop -dNoOutputFonts -sOutputFile=outline.eps eq.eps

のように書き換えてください.これできちんとアウトライン化されたepsファイルがillustrator上に埋め込まれます.

輪講の本を考えるなど

近いラボの人たちと集まって勉強しようとしてます.

今のところ,候補として

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力学 (増訂第3版)   ランダウ=リフシッツ理論物理学教程

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理論電磁気学

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大学演習 熱学・統計力学

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ファインマン統計力学 (SPRINGER UNIVERSITY TEXTBOOKS)

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  • 物理数学

古典力学の数学的方法

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Mathematical Methods of Classical Mechanics (Graduate Texts in Mathematics)

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Introduction to Mechanics and Symmetry: A Basic Exposition of Classical Mechanical Systems (Texts in Applied Mathematics)

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などが候補です.

神経科学

神経科学について勉強始めました.
本は

カラー版 ベアー コノーズ パラディーソ 神経科学―脳の探求

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  • 作者: マーク・F.ベアー,マイケル・A.パラディーソ,バリー・W.コノーズ,Mark F. Bear,Michael A. Paradiso,Barry W. Connors,加藤宏司,後藤薫,藤井聡,山崎良彦
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  • 発売日: 2007/06
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です.
分野外ではありますが平易な文章で書いてあるのでわかりやすいです.
入門書としてはちょうど良いのではないかなと.

勉強日記です

今までサブアカウントはてなダイアリーに置いていた勉強日記ですが,アカウントの切り替えがめんどくさくて作ったまま放置してしまっていたので,はてなブログへ移行して簡単に書けるようにしました.photonicsとかelectronics,eletric engneeringとかやってます.