しろの勉強日記

適当なログ

数学の勉強方法2

応用というか新しい分野について独習する時に気をつけたことです.


数学に限らず,勉強するときは周りにそのことについて質問できる人がいればいいのですが,居ない場合は自分で本を調べなくてはなりません.編入のために,学校の授業で習わない分野について勉強するときは,いろいろな本に手を出すのが良いです.一冊の本を決めてそれに集中するのも良いのですが,著者の考えが必ず理解できるかというとそうではないと思います.ですので,詰まったときはその分野の本を調べて,自分が理解できる説明を探しましょう.


ここで,調べるのが良いと言いましたが,自分で考えるのをやめるわけではないです.たとえば別の本で理解できる説明があって分かったならば,読んでいた本でなぜそのような説明をしているのかも考えます.これをすべて実行するのは大変なので,必ずすべてを理解するまでやるというわけではないですが,自分のやる気が続く限りやった方が良いと思います.


僕がベクトル解析を勉強したときの流れは次のようになってます.
1.大日本図書の応用数学のベクトル解析の章を読み始める.
2.rotの意味がよく分からなかったので,ベクトル解析30講とベクトル解析(理工系の数学入門コース)を借りてきて読む.
3.それでもイメージがつかめなかったので物理や電磁気などの本を読みあさる.ここでは五冊ほど読む.E.クライツィグの「技術者のための高等数学」とかも読みました.
4.ようやくrotが理解できたので1の大日本図書の本を再開する.
5.大日本図書の問題集を解く.
6.徹底演習のベクトル解析の問題を解く.
4〜6の辺りで物理や電磁気の本の問題も少し解きました.
以上の流れでベクトル解析を勉強しました.